オール電化改修工事
築10年となり、給湯機・ガスコンロなどがそろそろ交換時期にきている。プロパンガスは、ガスコンロのためだけに置いている。
設備機器をそれぞれ従来の機器と入替えるだけではなく、今回まとまったお金を掛けてこれからある程度の期間安心して使えるようにしたい。
キッチンにはIHクッキングヒーター、食器洗い乾燥機をつけて、石油給湯機はエコキュートに、リビングの暖房は蓄熱式暖房機にしたい。
エリア | 潟上市 |
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お客様名 | H様 |
工事内容 | ①東北電力に申請して、電気メーターを深夜電力が使えるものに替え、室内の分電盤までの電気配線を太いものに交換します ②それぞれの機器までの電気配線を天井裏・床下を通して引きます ③エコキュートの本体と室外機(ヒートポンプユニット)を設置するための基礎を作ります 建物の周りには窓や排水マス(小さなマンホールのようなもの)があるので、それらの邪魔にならないように位置を決めます ④ガスコンロをIHクッキングヒーターに入れ替え、ガスボンベとプロパンガスの配管は撤去します。 ⑤お湯と排水の配管を引き、キッチンの引き出し部分を解体し、食器洗い乾燥機を取り付けます ⑥リビングに蓄熱式暖房機を設置し、中に蓄熱用のレンガをセットします レンガを含めた重さ約300キロになるので、設置する場所によっては床の補強が必要となります ⑦石油給湯機を撤去し、給水・給湯・追い炊きの配管を延長し、設置したエコキュートに接続します ⑧エコキュートのヒートポンプユニットは、雪に埋もれないように基礎の上に専用台を作り、その上に設置します ⑨試運転をして完成 |
リフォーム期間 | 1週間 |
費用 | 260.4万円 |
※過去の事例の場合、商品及び人件費の価格改定により金額が変動する場合がございます。
ガス・電気・灯油とかかっていたものをまとめ、基本的には電気のみでまかなえるようにし、暖房はリビングに蓄熱式暖房機を取り付けましたが、既存の灯油焚きのストーブ・床暖房を残しました。
事前にこれまでかかっていたガス・電気・灯油代と機器を入れ替えた後の電気代をシュミレーションし、比較しました。
第68号
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すでに建っている住宅をオール電化にする場合は、建物の断熱の性能がきちんとしていないと、かえって電気代が多くかかったり、暖房がきちんと暖まらないということが起こります。
今回は建物の断熱がしっかりしていたことと、事前に光熱費のシュミレーションをしてある程度の光熱費の予測をしてからの工事としました。
電気の配線や、お湯・水の配管をするために、壁の一部を壊したりしなければならないこともあるので、場合によっては壁紙やフローリングを張り替えなければならないこともあります。
実際の光熱費の節約効果は、これから1年・2年と使ってみなければわからない部分もあります。
担当:進藤 光洋